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2007年07月 アーカイブ

2007年07月06日

『こしげなみへい』の由来

こんにちは!こしげです!

今日はよく聞かれる『こしげなみへい』の名前の由来について・・・


昔々東京は吉祥寺の地下に生息するアクションチームがありました。
(練習場に使っていたアトリエが地下だっただけで、悪い事をたくらんだり、
扱っていたわけではありません)

その名を『AAC(アトラクティブ・アクション・クラブ)』
(㈲AAC STUNTSになる前の名前です)

そこへ北は北海道の札幌からアクションスターを目指して
上京してきた18歳の少年『カズヒロ』
(こしげという名前が定着する前の呼び名です・・・
若い頃はアクションスター目指してました ll-_-;) スイマセン。

彼の腰にはいつの頃からか毛が生えていました。
新メンバーのカズヒロは先輩達と早く打ち解けようと身体的特徴を披露!

そしてあだ名として『腰毛(コシゲ)』と呼ばれるようになりました。
先輩達は親しみを込めて「こしげ!お前は蹴り各種150本やれ!」とか、
「こしげ!お前まだ彼女いないのか?」とか、「こしげ!バカ!バカ!」とか、
とても可愛がってもらい、仲良くやっていました。

とある日、練習後に汗でグショグショになったTシャツを着替えていると、
最近ナレーターで忙しくしている、元AACの先輩が自分の乳毛を発見!
しかも1本ピヨ~~~ンと・・・『なみへい』の由来はもう話さなくてもわかりますね。

磯野さん・・・下のお名前頂きました(;´ー`ゞ アリガトウゴザイマス!

これであだ名の『こしげなみへい』は完成しました。
これを芸名にしてしまうという事態になったのはまだしばらく後のことです。

Vシネマやテレビの撮影の仕事が忙しくなってきたAACは
一人一人メンバーの名刺を作ることになりました。

100枚入りのケースに収まった名刺がそれぞれの手に渡されていきます。
そして自分の人生初めての名刺を手に・・・

『腰毛波丙』

・・・

・・・

・・・

「な、なんすかこれーっ!!!!」
ニヤニヤしている先輩達。(横山社長が一番楽しそう♪ ゚ロ゚;/))))ヒェッー!

しかしこれはいたずらで、一番上の名刺だけが『腰毛波丙』で
あとはちゃんと『横山和博』でした。

カズヒロはそれはたいそう驚きましたが、何か予感めいた物もありました。

その頃から現場でもこしげ!こしげ!と呼ばれるようになり、
社長も横山(たまたま同姓なだけです)だったので、
他のスタッフの方達も『こしげ君』などと呼び始め・・・

気が付いた時には『こしげ』が僕の本名だと思っている人も現れ、
現場ではそんな人達の方が段々増えていき・・・

腰に毛のある『こしげなみへい』はインパクトもあり、
覚えてもらいやすいという事に気が付き、
次からはこしげで行こうと思い立っちゃったわけです。

で、昔のパワーレンジャーのエンドクレジットで一時期
『Namihei Koshige』で出てまして、
日本では雨宮慶太監督の『タオの月』で本格的に名前出してもらいました。

あ、ちなみに『腰毛波丙』ではなく、平仮名で『こしげなみへい』です!
平仮名で可愛らしさを醸し出してみました(;`ー´ヾ デテナイ!デテナイ!

そして、今では名刺に平仮名で『こしげ なみへい』と書かれる様になったとさ。
めでたし、めでたし。

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2007年07月17日

格闘派vsアクロバット派

こんにちは!

自分達スタントマンはおおまかに2つの系統に分かれます。
それが『格闘派』と『アクロバット派』です。

スタントマンになる前のバックグランドとして、器械体操経験者だったり、
格闘技経験者だったりで別れる事が多いですが、
大抵の場合どっちかが得意だと、どっちかが苦手です。(例外有り)

自分の場合は『アクロバット派』です(言うまでもありませんか?(;´∇`ヾ )
バックグランドも中学高校と体操部にいたし、宙返り系が大好きでした♪

ちなみにちゃんとした格闘技、武術経験はありません。
・・・しいて言うなら学校の授業で習った柔道くらいです。(純白白帯並)

で、体操部だったなんていうのも恥ずかしいくらい体も固くて
開脚とか大ッ嫌いでしたから、蹴りなんて得意なはずもなく・・・

でも、プロとしてやっていく以上は蹴り、突き、パンチ(突きとパンチは違うんですよ+゚ー⌒♭)、
一通り最低限出来なきゃいけないレベルには達していなきゃいけません!

『格闘派』の人もそうです。
宙返りが苦手でも、最低限バク転やバク宙、前宙なども出来なくてはなりません!

どっちが大切か?
格闘が下手だと立ち回りに迫力も説得力もでません。
アクロバットがないと見た目の新しさや面白さ、派手さがでません。
作品によってどっちに重きを置くかは変わって来ますが、
結局のところどっちも必要なんです!

なので、自分は苦手分野をがんばって平均点以上にはなるように持って来て、
得意分野をガンガン伸ばして行けるようにトレーニングしています!

http://www.youtube.com/watch?v=NMLtKGwXSIg
トレーニングの動画でーす!

ちなみにAACのメンバーをどちらかで分けると・・・

横山:格闘派
阿部:格闘&アクロバット派
吉田:格闘&演技派
大橋:格闘派
こしげ:アクロバット派
佐々木:機材派(ワイヤー、エアラム)
マーク:格闘派(武術派)

などと勝手に決めました(-_-; ドチラカニモナッテナイシ・・・
AACの方々・・・クレームは受け付けません・・・

でも、みんな両方ともちゃんとできるプロのスタントマンなので、
どっちかしかできないという事はありませんから御心配無く(;`ー´ゞ ビシッ!

さぁ!あなたは『格闘派』?『アクロバット派』?

2007年07月23日

現場百景

はい、どーも!

スタントの話ばっかりでもナンなんで・・・
NZに来てからの現場の美しい写真なんぞをご紹介!

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KareKare Fallという滝で、かなり山奥です。秘境っぽいでしょ(笑)

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Kare Kare Fallのもうちょっと寄った写真。癒されます♪

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PowerRangersの撮影ではお馴染みのビーチ。
ここに辿り着くまでのクネクネ細道は慣れないと怖いです。

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そんなビーチで暇がある時はこんな事したり、
トランポリン踏んだりしちゃう事もあったり、なかったり・・・("`Д´/ ドッチヤネン!

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そのビーチに流れ着いてる小川の下流。
ここも撮影でよく使います。
この左側は砂丘のようになっています。

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オークランドの街並みを見下ろす丘の上の公園から。
戦争当時の大砲なんかを飾ってあったりする雰囲気のある公園なんですが、
公園側の写真がない・・・(:┬┬ゝ

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りんご畑での撮影もありました!
まだ若くてカワイイりんごがなっていたので・・・かじったら、シブッ!!!("≧*≦ノ~

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こっちの春も桜が咲きます!自分花の種類には疎いのでわかりませんがいろいろ咲きます。
ちなみにこれは11月頃ですな。

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普段の生活ではなかなか見ることないですね?地平線や水平線。

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NZならではのトーテムポールです。
高さ約8m近くあったような、なかったような("`Д´/ ダカラ、ドッチヤネン!

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早朝山の上から見下ろす山々。
山の間から立ち上る雲(?)が素敵です・・・よね?


そしてこれは番外編!
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日本は御殿場の山奥。
ガロ好きの方は見覚えあるかな???
ちなみに凛々しい後姿は大橋さんです(;´ー`ゞ


毎日こんな景色に囲まれて、癒されて穏やかなのでは・・・?
とお思いでしょうが、それはのんびり景色を見ていられるならばの話です。

大抵は忙しくてそれどころじゃないし、
こんな所に集合なので朝も早くて眠いしです・・・が、
それでもやっぱりこういう景色にめぐり合うと早起きも悪くないなと思ったりする事もあります。

世の中いい事ばかりじゃないけれど、いい事もちゃんとあるんですね(゚ー⌒♭
皆さんも少しは癒されましたか?

2007年07月31日

マット DE 怪我 その1

みなさんマットがあれば怪我をしないと思っている方が多いようですが、
マットがあっても倒れ方、落ち方、足のつき方、手のつき方で怪我をする時はします。

もちろんマットがあるとないとでは怪我の確立はガクッと下がります。
が!その油断が怪我を招いたりする時もあるのです。

今回は自分の経験でマットがあったのに怪我をしたお話しを・・・


その1、~二人で飛び降りる~

昔、某デパート屋上でAACはキャラクターショーをやっていました。
この時自分はヒーローに救われる若者の役で、吉田さんが自分を救うヒーローの役です。
悪者をやっつけて、無事自分を救出した吉田マンはこしげくんに肩を貸しつつ
二人一緒に2mちょいの高台からひょいと飛び降りました。
下には高飛びの着地に使うような厚手のスポンジのマットが置いてあり、
二人とも足から着地するだけのなんでもない飛び降りでした・・・しかも2mちょい。

なのに・・・グキッ!
自分が捻挫しました(;┬д┬ ・・・ナゼ?

二人同時に飛び降りはしましたが、着地は二人同時とは限りません。
吉田マンとこしげくんの身長差は20cm!
先に足がつくのはやはり吉田マンです。
つまり、吉田マンが乗っているマットは吉田マンの体重分沈んでいるわけで、
そこにこしげくんは普通に着地したつもりが、
吉田マンのいる右側に沈んだマットに着地したわけです。
要するにマットが斜めになった状態です。

普通だったらなんてことない2mちょいのマットへの飛び降りですが、
足首が曲がった状態で着地となると・・・やっぱりグキッです。

右足首がボンッ!ボンッ!ボンッ!ってトムとジェリーのようになっています(笑)
実際大きくなったり小さくなったりはしていませんが(わかってるって!)
その音は聞こえるような気がしましたよ。

当時はちょうど夏休みの時期で10日間ほどショーが続いたのですが、
もちろん休む事はなく、足首はテーピングでガチガチにしてやっていました。

この時です。
自分が捻挫は怪我じゃないんだと知ったのは・・・("`∇´ゞ ハハハハ。

というわけで、マットがあっても二人で乗ったりする時は気をつけましょうの巻でしたとさ。

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