こしげリポート！

永きに渡ったパワレンの撮影も終わって、しばらくはゆっくり体を治してというつもりでいたし、
仕事自体も簡単には入ってこないだろうと思っていたので、
すっかりお休みモードでいたんですが・・・実は！

パワレン撮影終了から１日空けただけで、NZスタンティーズのNさんから電話が！
なんと一緒に仕事しないか？というお誘いではないですか！

ここはこれからのことを考えても断るべきではない・・・が、肉離れがまだ・・・（-_-;
とりあえず仕事内容を聞いてるみると、某日本自動車メーカーのCM撮影で、
簡単なワイヤーリガーだけだということ・・・

ならば、行けるか！と判断して「是非！」と返事。

翌日現場に行ってみると、より詳しい状況がわかりました。
初日はワイヤーのセッティングとリハーサルのみ。
１日空けて、３日間撮影でセーフティ的なワイヤーのセッティングとサポート。

初日リハ開始。
やはりパワレンとは全く違うスローペース・・・（;´ー｀ゞｿｳｿﾞｳﾊｼﾃﾀﾉﾃﾞ､ﾓﾝﾀﾞｲﾅｼ｡
ただ、途中で問題発生！
補助ワイヤーを付けて上に人が上っていくんですが、
パフォーマーはダンサーばかりでスタントマンは無し。

ディレクターが欲しい動きを出来る人が少ない・・・ということで！
現場に一人だけいたスタントウーマンとこしげがやって見せるという流れに・・・
大丈夫なのか？俺の足（肉離れ）？

この頃にはかなり良くなってきていて、歩いたり、軽く走ったりする分には痛みも無く、
周りにも全く怪我持ちとは思われてなかったので、そ知らぬ顔でやってみる。
しかし、自分の中だけで慎重に探りつつ・・・

だ、大丈夫でした！（;≧∇≦/ ﾖｶｯﾀｰ!

その流れで撮影的には最終日にそのワイヤーを自分たちがやることに決定。
自分としてはパフォーマーの方がやりたいので、怪我に影響さえなければ大歓迎です！

リハーサルも長引き定時では終わらずオーバータイムへ！
パワレンでは自分、オーバータイムが着かなかったので、これは嬉しい（;^皿^ ﾋﾋｯ!

でも、実はこの日がパワレンの日本人打ち上げの日。
本当は早く行きたかったんですが、大幅に遅刻していきました（;┬д┬ ｼｮｳｶﾞﾅｲｻ･･･

でも、やっぱり飲み足らず、何人か引き連れて２次会まで行き、しっかり飲みました！
次の日は仕事がなかったのでノープロブレムですよ（"｀∀´ゝ ﾍﾍﾍ｡

そして撮影初日。
この日は簡単なセッティングとワイヤーが必要なカットは一つだけ。
午後は別のワイヤーのテストとアイディア出し。
なにげにいろいろやって、肩と足に気をつけながら無事終了。

この日は早めに上がれたので、今回初顔合わせになるスタンティーズと軽く一杯！
しかし、英語そこそこのこしげはなんとな～く楽しんだ感じ（^_^;
でも、仕事はグッとやりやすくなりました！

この日、この現場に誘ってくれたNさんが
「明日君の"スタントデモリール"を持ってこれないか？」
と聞いてきたので、もちろん大丈夫ですよ！と答えて用意しました。

そして、撮影２日目へと・・・つづく！

CM撮影も中盤の撮影2日目。

こんな一面ブルースクリーンの中での撮影です。

この日は朝からダンサーのみなさんにハーネスを着せて、
セーフティのワイヤーをつけたり、痛そうな所にサポーターをかませたりと大忙し！

一山越えたら次のセッティング。
ダンサーの2人にハーネス着せて、台の上を歩かせる。
台が無いところまで来たら、そのまま落ちてもらってワイヤーで吊っておくというもの。
これがなかなか思ったように行かない・・・

こしげとしては、こういうセッティングにすればこうできるのに・・・というのがあるのだけれど、
その場のコーディネータの指示とのギャップや、現場の空気で言うに言えない（-_-; ｲｯﾀﾎｳｶﾞｲｲﾉｶ?

結局ディレクターも納得の行く動きにならなかったらしく、
予定変更で非常にシンプルなものになってしまいました・・・（;´へ｀ゞ ﾑﾂｶｼｲﾅｧ･･･

次はなんとトランポリンを使うということに！？
こしげ、これは初耳でした（;ﾟДﾟゝ ｴｪ~ｯ!

実はこの朝、自分のデモリールを持ってきてみんなに見せてたんです。
スタンティーズは盛り上がって、ディレクターにも見せよう！なんつって持ってっちゃったりして（;´∇｀ゞ

ちなみにディレクターは日本人です！
彼一人だけ日本から来てました。
お供一人も連れて来ないなんて、ちょっとカッコいいですよね（ﾟー⌒♭

そんなわけで朝から自分は動けるという話で盛り上がっちゃったばっかりに、
NZスタンティーズもこしげの動きが見たくてという空気がぷんぷんするわけで・・・

やはり・・・！？

コーディネータ「KAZU！ちょっとどんな感じで飛べるか見せてやってくれ♪」

こしげ「あ～・・・、ぉ、ok。」

肉離れはどこまでの回復を見せているのか！？
軽く踏めばなんとかいけるのか・・・（汗

しかし現場の雰囲気的に「出来ない」とは、もうすでに言えない状況・・・
空気が読めるのもまた困ったもので（;´ー｀ヾ ﾅﾊﾊﾊ｡

軽く飛んでみました。

ビキッ！・・・やっぱりね（;ТДТ

肉離れ再発。
膝裏に激痛ですか？

しかし、現場的にはOKらしく、じゃ、それでみたいな・・・
もう、肉離れになっちまったもんはしょうがない！
トイレに隠れて、テーピングでガチガチにして、準備OK！

肉離れになって出番もないで終わるより、肉離れになって仕事を成し遂げる方が良い！

そして出番！
2人のダンサーと一緒に3人で順番にポンポン飛んでいきます。

こんな衣装なんですけど、あんまり見せちゃ駄目なんですよね~。。。モザイク処理（;^^

自分はもちろん他の2人より高さを出して、多めに回るわけですが、このトランポリンが滑るんです！
残念ながら普段の７０％くらいしか技を出せませんでしたが、やっぱりパフォーマーは楽しい♪
肉離れになる心配は、もうなってしまっているのでしなくていいし（笑
出来ることを思いっきりやってきましたよ（"｀∀´ v

ワイヤーリガーよりパフォーマーの方が＄ギャラもいいんです。
この時点でこの日のギャラUP↑

こうして無事肉離れの再発だけで撮影2日目も終了。
・・・あれ？無事って言わないのか（;｀∇´ゞ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

そして迎えたCM撮影最終日！

前日にやっちまった肉離れアゲインは内出血よろしく！な感じ（;´∇｀ゞ ｼｮｰｶﾞﾈｰﾅｰ､ﾓｳ･･･
でも、リハの時は今日やる予定のシーンでは裏腿にあんまり負担がかかってなかったので、
テーピングしときゃ行ける！行ける！

それより動きと裏腿に気を取られて肩を脱臼しないように気をつけなくちゃ・・・（汗

午前中から自分が出る予定だったシーンの撮影に入りました。
１．５ｍくらいの台の上に４ｍくらいの鉄骨。
鉄骨には約３０人程の人間が乗っかってます。
その間を縫ったり、乗っかったり、摑まったりしながら上まで上っていくんですが、
スタートが台の上からではなく、台の下から・・・（-_-;

台には直径６０ｃｍくらいの穴が開けてあり、台の下からその穴を抜けて上っていきます。
ただ、穴が狭いために、スムーズに出て、上る体制に入るまでを円滑に行うのが難しい。

とは言っても、幸いこしげの体は大きくない・・・間違えた、小さい！（;≧ﾛ≦ﾉ
何回かやってるうちにコツは掴んだので、問題無し。

何が大変だったかというと・・・砂。

地面の下から出てくるという設定だったので、本番前にみんな頭から大量の砂をかぶってから
演技をしなくてはならなくて、上にいる人たちは下を向いているのでいいのですが、
上っていく人たちは常に上を向いているので、砂が目だ口だ体だと砂まみれ（;+з+ ﾌﾟｰｯ!=3

そこだけちょっと大変でしたが、動き的には問題も無く、肉離れも脱臼も無く無事終了！
NZスタンティーズな日々もなんとか終わりました。

ここを足掛かりにNZでの仕事も繋がるようがんばりたいと思います。

が、まずは肉離れをしっかり治して、次の仕事は日本かな？
次の仕事リポートは日本の現場かもしれませんが、撮影中に書ける事は少ないので・・・

でも、なにかしら見つけて書きます（"｀∀´ゞ ｵﾀﾉｼﾐﾆ!