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第2話 GOLD  WAVE

始まると早いものですね

すでに2話が放映されました。

今回もまた アクションについて書こうと思います。

今回は CGアクション!

CGっていう魔法の言葉、なぜか 「何でもできる」と一般の人には思われているようです。

いえ、作り手でさえ 余りCGにかかわっていないスタッフはCGという言葉を聞いた段階で

「何でもできる」と 考えがちです。

しかし 僕の感じるところでは「結構できないことのほうが多い」映像手段です。

CGなので危なくない と思われがちですが そうではありません。

結局人間的骨格をしたキャラクターは スタントマンたちがモーションキャプチャーという

収録システムで演じます。

よって2話で魔導ホラー鷲頭vs流牙牙狼のファイトは 伊藤 富田 田中らが本当に

あの通り戦っています。

なので かなり危険がつきものです。

AACは このキャプチャーを ゲームのヴァーチャ・ファイター2の時代からかれこれ

15年くらい 演じ続けておりますが 恥ずかしながら 時折けが人を出しつつ演じてきました。

重い衣装がない分 それだけ全力の迫力を求めるからでしょう。

収録自体は 上記の様にかなりハードなのですが これで終わりではなく

ここから この動きをもとに CG部が気の遠くなる作業を

コツコツ忍耐強く そして その魅力を強化するよう作り上げます。

しかし 日進月歩のこのCG技術は 時としてうまくいかなかったり 動きが軽くなったり

妙に機械的になったり、なかなか 難しい映像手段なのです。

簡単に言うとCGっぽいと言われておしまいの時があります。

こんな厄介なCGファイト。

TVというスパンで CGのみのファイトシーンが 果たして 皆さんが感動する映像にまで達すること

ができるのか?

それが 「闇を照らす者」 でのCGファイトの試練であります。

なので 出来上がった映像を厳しくチェックし また 問題点を様々な角度から解決しつつ

より良い CGシーンを 今回の牙狼でもスタッフ一同チャレンジしております。

まだまだなところもあるけれども 日々進化している実感があります。


今後のCGファイトもご期待ください。

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コメント (4)

MST:

CG、と聞くと、確かに何でも出来そうに思っていました。けれど、監督のお話を読んでいると、モーションキャプチャーを使って、裏ではスタントマンさんが必死のアクションをされていたんですね。。。全然知らなかった。
文中の「重い衣装」というのはスーツのことでしょうか?私は素人なので、スーツのアクションが無くなって単純に残念だと思っていましたが、その分、全力でできるという利点もあるわけなんですね。なるほど。

今回、スーツアクションが全くなくなったのは、どういうわけなんだろうか?1期の時におっしゃっていた映り込みとかかな?それとも経済的な理由?なんて勝手に想像してましたが、全力でのアクションができる(その分危険度も増すけど)ということがあったのかー。。。
勉強になりました。

休憩はコーヒー牛乳:

はじめまして。
牙狼ファンの元CGアニメーター主婦です。
初めて映像を観たのはMAKAISENKIシリーズでした。
深夜放送にもかかわらず、CGとクオリティーの高さとそれを目指している態勢に驚いたのを覚えています。モーションチャプチャーもこんなに使いこなしていたとは…と。
正直、ここまでとはと思っていませんでした(もっと低レベルだと予想していたのです。オムニの皆さん本当にすみません!)。始めから観ていなかったことを後悔しました。

誤解されやすいCG屋の苦労を述べてくださり、涙が出そうでした。
監督のこだわりと欲求、観ていて解ります。
その要求にCGがどこまで答えられるかにかかっている訳ですが、
いくらシナリオが良くても、役者がかっこよくても、CGがおもちゃみたいになったら
視聴者が離れると思います。
まずアクションが半端ない!すごい!これだけでも見応えたっぷり。ではCGはというと、ギリギリをキープしているかなという印象です。
軽くならないようにするのは本当に難しいです。精一杯頑張ってるのが解ります。観ていて、何人床で死んでるのかな〜とか考えたりします。
でも監督がどこまでやらせるかにかかってます。死にます。仕方ないです。
死なずに上手く創ってほしいです。矛盾ですね。

話がそれますが、ジャパンアクションアワードなるものを知り、チェックしたら、やはり!
富田稔さんのベストスタントマン受賞おめでとうございます!

益々の(ケガのない)ご活躍を楽しみにしております。
オムニCGの皆さん、三食ちゃんと食べて睡眠取って頭冴えさせて頑張れー!TVの前で楽しみにしています!

katura:

初め、今回のシリーズにスーツが無いことに
納得と不満の両方がありました。
でも、牙狼のアクションからすれば、「無い」等選択は
特撮映像の中での新しい挑戦なのだと思いました。
そう思えたのは、MAKAISENKIでのCGアクションの
迫力とカッコよさがあったから。

とはいえ、やはりすべてが、CGでできるもの
ではないのですね。
ベテランのスタントマンのパフォーマンスと
CGチームの力があってのCGアクション!
これからも、気持ちのいい、かっこいいアクション
楽しみにしています!

それから、2話の莉杏の銃アクション、
邪美や烈花と違った雰囲気で、かっこよかったです!


コアラ:

こんばんわ。
BS放送を待っての視聴、もどかしいです。
(第二話に出てきたオートバイ、川崎のNinjya250だと主人が断言しておりました。本当でしょうか?)

モーションキャプチャーのご苦労は前作からマーク武藤さんもブログに書かれていましたが、人間の動きを1からCGで作り上げるよりモーションキャプチャーで動きを取り入れる方が作業が簡単になる・・・つまり予算がかからずに済むといったところなのでしょうか
素人目の疑問なので失礼があったらお許しください

第2話、今までと違うホラーの性質、アジトの雰囲気、流牙と符礼の関係、アクションだけでない期待が高まっています。
早く次が見たいです。

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2013年04月15日 23:14に投稿されたエントリーのページです。

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