今回もスタントダブルについて・・・
前回の内容でスタントダブルの出番について、
役者には出来ない動きや危険があるシーンやカットでうちらの出番みたいに書きましたが、
スタントダブルにも2パターンの入り方があります。
まず、一つのスタントメインでその一発の為に呼ばれるパターン。
そして、作品ごとになに役のスタントダブルという名目で、その役に作品中付いてるパターン。
前者の場合は特殊なスタント(体操、トランポリン、落っこち、火だるま等)で
呼ばれる場合が多いので、どっちかというと顔が似てるとか体型が似てるとかいうよりは、
その筋のエキスパートが呼ばれます。
後者の場合は顔、体型が重要視され、そのキャラにあった動きが出来るという条件が付きます。
見ての通りそっくり! ・・・ではないですが、作品を見てもらえれば納得?
で、この場合撮影以前からトレーニングやリハーサルといった場を設けてもらい、
自分が付く役者さんと一緒に動いてみたりして、そのキャラクターの構えや得意技、
動きの特徴なんかを決めて、その役(キャラクター)を決めてゆきます。
ほら!その成果もあって、どっちがどっちかわからないでしょ・・・(汗)
なので、役者さんもスタントマンも演じるシーンやカットは違っても、
その作品の中ではちゃんと同じ役を演じてるわけです!
つまり!一つの役を通じて役者さんとスタントマンがリンクしてるわけですね♪
お!これはこしげ、今時の言葉を使ってうまいこと言った!
もう1回言っちゃおう!役者さんとスタントマンが“リンク”して一つの役を作ってるんです!!
お~っ!リンクしてる!リンクしてる! ・・・(;`ー´ノ ホントカヨ!
どんなにキャラがイケメンであろうとも!
どんなにスゴイ動きをしていようとも!
どんなに感動的な芝居をしていようとも!
それは、その作品の中の一つのキャラクターなのであって、
役者さんでもスタントマンでもないのです!
わかりましたか?
わかった人はコマ送りなんて恐ろしい事はやめて、
純粋に作品を、キャラクターを楽しみましょう!!
はい、わかった人にはご褒美です。
とっておきじゃ♪